安中リサイクルセンターは、粉じんや水質汚濁などの周辺環境の汚染を無くすため、機械施設や保管施設を建物屋内に配置しています。施設建築物についても解体工事現場からの資材等の再使用に努めました。雨水の再利用施設を設置して、水のリサイクルも併せて行っています。

新築建築現場・工場などの事業所からの産業廃棄物を処分します。持ち込まれた産業廃棄物は、目視による選別を経て、磁選機、振動ふるい機、風力選別スクリーンを用いて再利用が出来るように品目毎、性状毎に分けていきます。 本施設のリサイクル率は85%～91%で推移しています。全ての選別・破砕作業の終了後に残ったリサイクル不適物は当社の最終処分場において埋立処分をする事で、発生から処分まで一貫した廃棄物の管理が可能になります。

解体現場・新築現場から排出される石膏ボードの破砕を行い、紙と石膏に分けています。破砕後の紙は敷料として畜産農家などに出荷しています。石膏分は水分調整材として再利用しています。 製造メーカーとの提携を行っていますので、お客様の要望により、再原料化も行えます。

解体現場、新築現場から排出される木くずの破砕を行っています。1次破砕機でチップを作っています。チップはセメント工場の熱利用プラントに出荷し再利用しています。また用途に応じて2次破砕機で、オガ粉の作成をしています。オガ粉は畜産農家へ敷料として出荷しています。

解体現場・工場などの事業所からでる、塩ビ管や廃プラスチックを破砕してペレットにして出荷します。発生元で分別作業をして頂き、破砕前に目視により異物の混入を防いでいます。 また粒度を揃え、製品化を容易にしたり、減溶化して運搬コストを低減しています。

解体現場・工場などの事業所から出る、発泡スチロールを溶融してインゴットとして出荷しています。インゴットはプラスチックの原料として再利用されます。

廃瓦・廃レンガ・窯業サイデイング等の破砕を行っています。2つの破砕機を使って、再生砕石・再生砂を作っています。再生砕石は、路盤材、埋戻し材に、再生砂は、覆土材、埋戻し材や裏込め材、庭の敷砂利、遊歩道や広場の敷均し材として利用します。

発生現場にて、コンクリート塊等を破砕し再生砕石を作ります。現場の整備工事のVE提案。運搬コスト、CO2の低減が期待できます。

破砕された蛍光管はガラス、水銀、金属と安全に分別されます。
※水銀使用製品産業廃棄物を含みます。廃電球類（蛍光管、電球、水銀封入物）に限ります。